「伊丹にいろんな施設があるのは知ってるけど、全部は把握できていない」という方は多いと思います。ホール、美術館、昆虫館、スポーツセンターと、ジャンルが広い分、どこから調べればいいか迷いやすいんですよね。
地域情報メディア『トコトコいたみ』のエリア担当ライター、ケイスケです。今回は、公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団が公表している令和4年度から令和7年度の事業報告書と事業計画書をもとに、市内の主な施設で展開されている事業を施設別に整理しました。
コンサート、展覧会、昆虫の展示、図書館の講座、スポーツ教室まで、財団が運営する施設をひと通り見渡せる内容にしています。数字から見えてきた「各施設の勢い」も一緒にご紹介します。
財団ってそもそもどんな組織なのか
公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団は、伊丹市内の文化・スポーツ・生涯学習施設をまとめて管理・運営している団体です。一つの組織が横断的に運営しているため、施設間でイベントが連携していることもあります。
財団が運営する主な施設は、伊丹市立文化会館(東リ いたみホール)、伊丹市立音楽ホール(伊丹アイフォニックホール)、市立伊丹ミュージアム、伊丹市昆虫館、伊丹市立生涯学習センター(ラスタホール)、伊丹市立図書館南分館、伊丹市立伊丹スポーツセンターです。なお、伊丹市立演劇ホール(アイホール)は令和8年3月に閉館済みのため、現在は公演がありません。
大きな舞台を楽しむなら東リ いたみホール
伊丹市立文化会館(東リ いたみホール)は、財団の施設のなかでも最大規模の公演が集まる場所です。宮ノ前1丁目に位置し、クラシックコンサート、演劇、市民参加型の大型公演が通年で組まれています。火曜休館、開館時間は9時から22時です。
事業報告書を令和4年度から並べると、年間の公演本数・来場者数ともに安定して積み上がっています。秋冬は特に大きな公演が集中しやすく、「いたみホールの秋は席が埋まる」というのが毎年の傾向です。気になる公演があれば、早めに公式サイトで確認するのが安心です。
音楽をもっと身近に感じたいならアイフォニックホール
伊丹市立音楽ホール(伊丹アイフォニックホール)は、東リ いたみホールと同じ宮ノ前エリアにある音楽専用のホールです。世界各地の音楽を紹介するサロンコンサートが特徴で、定員が少ない分、演奏者との距離が近く、ふだんコンサートに行き慣れていない方でも入りやすい雰囲気があります。水曜休館です。
事業報告書では、親子向けサロンの参加者数が令和4年度から令和6年度にかけて増加傾向にあることが読み取れます。小さな子どもと一緒でも行きやすい公演が定期的に組まれており、子育て世代にじわじわ広がっている施設です。席が埋まりやすいため、気になるものは早めに動いてください。
アートと歴史に触れるなら市立伊丹ミュージアム
市立伊丹ミュージアムは、宮ノ前2丁目にある美術・歴史の複合ミュージアムです。月曜休館、開館時間は10時から18時です。年間3〜5本ほどの企画展が開催されており、会期が長めのものが多く「週末にふらっと立ち寄る」という使い方がしやすい施設です。
事業報告書では、令和5年度から令和6年度にかけて企画展の関連イベント数が増えており、展示だけでなく体験・講演とセットで楽しめる機会が増えている傾向があります。一度来た人がリピートしやすい施設になってきています。まだ訪れたことがない方は、企画展のタイミングで足を運んでみてください。
虫が好きな人もそうでない人も伊丹市昆虫館へ
伊丹市昆虫館は、昆陽池公園内にある体験型の学習施設です。チョウが飛び交う温室は特に人気が高く、チョウ温室の開放は10時からです。入館料は大人400円、中高生200円、3歳〜小学生100円、0〜2歳は無料です。火曜休館です。
事業報告書では、特別展・体験イベントの開催回数が令和4年度から令和6年度にかけて増えており、季節ごとに内容が変わるため何度行っても新しい発見がある施設に育ってきています。「昆虫は苦手」という方も、温室のチョウを見るだけでも十分楽しめます。
ラスタホールと図書館南分館は同じ建物にある
伊丹市立生涯学習センター(ラスタホール)と伊丹市立図書館南分館は、南野2丁目の同じ建物に入っています。ラスタホールでは生涯学習講座・各種教室が展開されており、図書館南分館では読み聞かせや子ども向けイベントが春・秋を中心に組まれています。火曜休館です。
事業報告書では、図書館南分館の子ども向けプログラム参加者数が令和5年度から令和6年度にかけて増加傾向にあります。参加費が無料か少額のプログラムが多く、気軽に通える敷居の低さが口コミで広がっているようです。定員の少ない講座は受付開始後すぐに埋まることもあるため、公式サイトのチェックを習慣にしておくとよいです。
ラスタホール4階のフィットネスラスタが伸びている
ラスタホールの4階に入っているフィットネスラスタは、フィットネス教室の専用フロアです。令和4年度から令和6年度の事業報告書を並べると、プログラム数・延べ参加者数ともに3年連続で増加傾向が確認できます。ZUMBAやジャズダンス系のプログラムは参加者規模が特に大きく、令和6年度の報告書には延べ数十万人規模の参加実績が記録されています。
令和7年度の計画では、教室数・参加者見込みがさらに大きく設定されています。3年分のデータが右肩上がりになっている施設は多くなく、通い続けている人が年々増えているということは、それだけ満足して続けている人が多いということでもあります。

体を動かす場所を探しているなら、まずフィットネスラスタのプログラム一覧を見てみることをおすすめします
フィットネスラスタの主なプログラム
事業報告書から確認できるプログラムは、ダンス系・有酸素系・シニア向けの三つの柱で構成されています。複数の曜日・時間帯で開催されており、生活リズムに合わせて選びやすいのが特徴です。
- ZUMBA・ジャズダンス系
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参加者数が最も多いカテゴリです。延べ参加者規模が最大で、複数の曜日・時間帯で開催されています。体験から始めやすい雰囲気があります。
- 有酸素・筋トレ系教室
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体力維持・健康増進を目的にした教室が複数あります。令和7年度も継続実施の方向で計画されています。
- シニア向け・健康体操系
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60歳以上を対象にした特別料金のプログラムが設定されています。無理のない強度で続けやすい内容が中心で、年度を通じて参加者が安定しています。
体を競技で使うなら伊丹市立伊丹スポーツセンターへ
伊丹市立伊丹スポーツセンター(TOYO TIRES 伊丹スポーツセンター)は、鴻池1丁目にあるスポーツ専用の総合施設です。ラスタホールとは別の場所にある独立した施設で、アリーナ・トレーニング室・各種競技スペースが揃っています。年末年始(12月28日〜1月4日)以外は通年開館です。
事業報告書では、試合・大会・スポーツイベントの利用件数が令和4年度から令和6年度にかけて増加傾向にあります。観るスポーツと楽しむスポーツの両方に対応した施設として、市内外から利用者が集まっています。利用方法や教室情報は公式サイト(itami-sports.jp)でご確認ください。
施設別の勢いをまとめると
各施設の主な事業傾向と、データから見えてきた勢いのある部分を一覧にしました。開催日・申込時期・料金は公式情報で別途確認が必要です。
| 施設名 | 主なジャンル | データから見える勢い |
|---|---|---|
| 東リ いたみホール(宮ノ前) | コンサート・演劇・市民公演 | 公演数・来場者数が通年安定。秋冬は特に集中 |
| 伊丹アイフォニックホール(宮ノ前) | 音楽公演・親子サロン | 親子向け参加者が増加傾向。席が埋まりやすい |
| 市立伊丹ミュージアム(宮ノ前) | 企画展・特別展・体験イベント | 関連イベント数が増加。リピーターが育っている |
| 伊丹市昆虫館(昆陽池公園内) | 昆虫展示・体験・特別展 | 特別展・イベント開催回数が増加傾向 |
| ラスタホール・図書館南分館(南野) | 生涯学習講座・子ども向けイベント | 子ども向けプログラム参加者が増加傾向 |
| フィットネスラスタ(ラスタホール4階) | ダンス・有酸素・シニア体操 | 参加者数・プログラム数が3年連続増加 |
| 伊丹市立伊丹スポーツセンター(鴻池) | 競技施設・トレーニング・大会 | 大会・イベント利用件数が増加傾向 |
行動する前に一つだけ押さえておくこと
この記事の元になっている事業計画書は「年度はじめの予定」です。開催日・申込開始・料金は施設ごとに改めてアナウンスされます。年度途中で変更・中止になることもあるため、行動する前に公式情報を確認する手順を一つ挟んでください。
- 開催日の確定情報は各施設の公式サイトで別途確認が必要です
- チケット販売・申込受付の開始時期は公演・講座ごとに異なります
- フィットネスラスタなど定員の少ないプログラムは受付後すぐ埋まることがあります
- 料金・対象年齢・利用条件は教室・公演ごとに異なります
- 各施設の休館日・開館時間は施設によって異なります。事前に公式サイトでご確認ください
まず一つの施設から行動してみる
わたしがこういう施設情報を整理するたびに思うのは、「知っているのに使っていない施設が多い街だな」ということです。コンサートも、展覧会も、昆虫館も、ダンス教室も、全部この街の中にそろっています。財団という一つの組織が動かしているからこそ、施設をまたいだ楽しみ方もできます。
音楽ならいたみホール・アイフォニックホール、展示ならミュージアム・昆虫館、体を動かすならフィットネスラスタ・スポーツセンター。全部を一度に調べなくて大丈夫です。
いたみ文化・スポーツ財団の公式サイトから各施設のページにアクセスできます。気になった施設ページだけ保存しておくと、次から動きやすくなります。
サイトを見て迷ったら、施設に直接電話するのが一番早いです。フィットネスラスタなど教室系は、空き状況や体験の有無もその場で確認できます。
伊丹の施設はもっと使われていい
今回、令和4年度から令和7年度のデータを並べてみて改めて感じたのは、この街には「使い始めると続けたくなる施設」がそろっているということです。フィットネスラスタの3年連続増加も、昆虫館の特別展の広がりも、アイフォニックホールの親子参加の増加も、数字の裏には通い続けている市民がいます。
どの施設も、利用している人が年々増えているということは、使い始めた人が満足して続けているということです。気になる施設が一つでもあれば、まずそのページだけ見てみてください。「何があるか」が分かるだけで、街の使い方が少し広がります。
令和7年度の最新情報は、いたみ文化・スポーツ財団の公式サイトと各施設のページでご確認ください。まず気になった施設を一つだけ、今日調べてみてください。
きっともっと良い伊丹での1日がみつかると思います。













